1.マクロの目標

  1. 今後日本は、急激な人口減少に見舞われ、多くの産業が深刻な労働力不足に直面することになる。当グループとしては、優れたミャンマーの人材を質・量ともに供給する体制を作り、この問題の解決に貢献したい。
    <注>JICA(国際協力機構)の推定によれば2030年、2040年における外国人労働需要量、外国人労働供給ポテンシャル、外国人労働者の需給ギャップ(不足数)は、下記のとおりです。


  2. 労働力の不足は、地方の中小企業、農業で特に厳しい。現在、地方に就労している外国人労働者も様々な理由で地方に残らず、東京、大阪等に移る人が多い。
    当グループとしても、新規のミャンマーの人材を地方に勧誘し、地方再生の問題の解決に貢献したい。


  3. 必要な外国人就労者の数が2030年に419万人、2040年に674万人という規模になってくると、日本の労働者不足を外国人で補うという雇用の問題ではなく、外国人を日本の社会に組み込む「共学、共働、共生」の問題になってくる。日本社会は新たな挑戦に直面することになるが、当グループとしても、この社会問題の解決に貢献したい。

  4. ミャンマーの経済と平和の復活に貢献したい。

 

2.ミクロ・当面の目標

  1. )信頼される良き人材仲介業者とは、供給サイドの現地に信頼できる日本語学校や送出し機関との強いネットワークを持ち、同時に需要サイドの日本でも、外国人との共生に理解を持つ受入企業や信頼できる監理組合・人材会社のネットワークを持っているところです。大切なことは、この両サイドのネットワークを上手く結合させ、その協力の下、訓練と教育を受けた外国人材を円滑に日本企業に届けることです。
    私たちは、両サイドにネットワークを築き、繋げる作業に開業以来取組んで参りました。幸いにして今は、ある程度の基礎固めはできたと考えています。今後はこの繋がりを更に太くして、供給サイド・需要サイドの両方が常にWin-Winの関係になるよう努力を続けます。


  2. )具体的には、以下に重点をおいて取り組みます。

    【供給サイド】
    1.日本語教育の一層の充実。日本語試験をタイムリーに受験する
    2.生徒の適性、及び希望職種を把握しデータベース化する。生徒の経済事情、債務の状況も可能な限り把握する
    3.現地の提携日本語学校、及び送出し機関との情報交換の充実(日本語学習の進捗状況、就職に対する準備状況の把握)


    【需要サイド】
    1.受入候補企業の開拓、雇用条件等のデータベース化(受入企業の課題、要望についてよく話を聴く)
    2.産業界や、地方の人材ニーズにマッチした新しい外国人労働者の受入れ制度の研究(現状のままでは、地方から大都市への外国人材の還流が続く。地方自治体等とも協力して、地方の、「安心、安定した生活環境の良さ」をアピールする必要がある)


    【需給のマッチング】
    1.ズーム面接の改善 — 動画等の活用、事前準備の効率化、面接の大規模化に対応
    2.ヤンゴンでの対面面接を、社会情勢を見ながら、なるべく早期に復活させる

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